ナイトブラを愛用している方の中に
- カップがパカパカして浮いている
- 起きたときにアンダーがずり上がって胸が見えている…
なんて方はいらっしゃいませんか?
寝ているときは締め付けない方がいいし、ゆるいナイトブラでいいんじゃ?
と思われるあなた、その考えは危険です!
実は、美胸作りを目的としたナイトブラは、ゆるいと全く意味がありません。
ゆるいナイトブラのデメリットや対策方法、ぴったりサイズのナイトブラの選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ゆるいナイトブラにはこんな危険がある!
ゆるいサイズのナイトブラを着けるのは絶対にダメ!
と言われたところで、なぜダメなのかよく分かりませんよね…。
実は、ナイトブラがゆるいことには
- 美胸作りの効果なし
- 気持ちよく眠れない
- ナイトブラ自体の寿命が短くなる
といった危険性が隠されていたんです!
危険①:美胸作りの効果なし
そもそもゆるいナイトブラは、本来の目的である美胸作りの効果がありません。
ナイトブラの役割は、胸や脇、お腹のお肉をしっかりホールドすることにあります。
バストの中には、「クーパー靭帯(網の目状にはりめぐらされているクリーム色の線)」という結合組織が網の目状に張り巡らされており、バストをしっかりと支えています。
しかし、加齢や衝撃によりクーパー靭帯は伸びていきます。
クーパー靭帯はコラーゲンからできている硬いゴムのようなものなので、一度伸びたり切れたりすると、もう元に戻ることはありません。
バストをしっかりホールドしてクーパー靭帯を守ることで、張りのあるバストを維持できます。
ナイトブラがゆるく、ホールド力がないと、バストは寝返りの度に揺れ、流れてダメージを受けます。
また、せっかくブラの中におさめた脇やお腹の肉も、寝返りの度にナイトブラからはみ出し、横流れしてしまいます。
その結果、バストアップの効果は望めないばかりか、バストが垂れてしまうというわけです。
危険②:気持ち良く眠れない
ナイトブラで胸をしっかり包むと、「これで寝ている間も美胸作り!」と気分がアガります。
また、ぴったりと包まれることで気持ち良く、安眠効果もあります。
しかし、ナイトブラがゆるく、胸が横に流れているのを感じると不快になります。
アンダーがゆるい場合はブラが胸の上にまでずり上がりますが、これも気持ちが悪く、目が覚めてしまう人もいます。
目が覚めてはブラを直し、また寝ている間にずれて、また目が覚めて直し…
これでは気持ち良く眠れません。
バストの中にはクーパー靭帯だけではなく、たくさんの血管が張り巡らされています。
良く眠ってストレスを解消し、血流を良くすることも美胸作りに大切なことなのです。
ナイトブラがゆるくてイライラ、眠りが浅くなる…
これでは逆効果どころか、健康そのものにも悪影響です。
危険③:ナイトブラ自体の寿命も短くなる
特にアンダーがゆるくてナイトブラがずり上がってしまう場合、ナイトブラの寿命も短くなります。
特にアンダーとトップの差が大きい方の場合、アンダーがトップの位置までずり上がると、アンダーのゴムが伸び切った状態になり、ブラ自体が痛んでしまいます。
バストサイズに合ったナイトブラを選ぶことは、自分だけではなくブラのためにも大切なことなのです。
ナイトブラがゆるいときの対策
ゆるいナイトブラはデメリットだらけ。
では、ゆるいときはどうすればいいのでしょうか。
その対策をいくつかご紹介します。
対策①:着け方を見直す
自分に合ったサイズのナイトブラを買ったはずなのに、なぜかゆるい…
という場合は、着け方が間違っているのかもしれません。
見落としがちなのが、ナイトブラは「足から着る」ということです。
ホックのないナイトブラは頭か足かどちらかから着ることになります。
頭の方が胸に近いために、つい頭から着てしまう…という方も多いのではないでしょうか。
しかし、お腹や背中、脇のお肉を入れるためには、足から着るのが正解です。
ナイトブラを胸に着けたら、体を前に傾けて、アンダーや脇、背中の肉をしっかりカップの中におさめます。
これでかなり胸の大きさ(カップの中に入るお肉の量)に差が出ます。
対策②:パッドを入れる
パッド内蔵型のナイトブラの場合は、パッドを入れ替えてみましょう。
目安としては、胸とナイトブラの間の隙間がなくなればOKです。
厚過ぎたり硬過ぎたりするパッドは胸を圧迫するので、意味もなく入れ過ぎないようにしましょう。
パッドの入らないナイトブラの場合は、下着の上から着けるという手もあります。
パッド入りキャミの上から着ると、胸が二重にホールドされて良いかもしれません。
胸が流れないか、気持ち良く眠れるかをチェックしながら、自分なりに工夫してみると良いでしょう。
対策③:自分用にカスタマイズ
ナイトブラは普段使いのブラと違い、サイズ展開があまりないこと、肩紐やアンダーの調節ができないことから、自分のサイズに合わせづらいことが多いです。
そんな時は、自分専用に縫い直すというのも一つの手です。
例えばカップの部分が大きいという場合は、肩紐の部分を少し縫い縮めるだけでも劇的にフィット感が違ってきます。
また、シンプルな作りのナイトブラは、アンダー部分のゴムの入れ替えができるものもあります。
自分に合うように縫い直すと、愛着も湧きます。
手芸が得意な方は挑戦してみるといいかもしれません。
対策④:買い直す
以上のことを試してもどうしてもダメ、という場合は、潔く買い直しましょう。
せっかく買ったのだから、と合わないナイトブラをいつまでも着け続けていても意味はありません。
あまり使っていないものであればメルカリなどに出品できます。
家族や友人に譲るというのもアリでしょう。
自分に合ったナイトブラを選ぶ方法
では、どのようにすれば自分のバストにピッタリ合うナイトブラを選ぶことができるのでしょうか?
その方法として
- サイズ展開が豊富なナイトブラを選ぶ
- 口コミをチェックする
- 無料で交換してくれるナイトブラを選ぶ
の3つが挙げられます。
方法①:サイズ展開が豊富なナイトブラを選ぶ
ナイトブラは伸縮性があるため、サイズ展開があまりありません。
M、Lの2種類しかないものや、完全にフリーサイズのものもあります。
そういうナイトブラは
どんなサイズの方にもしっかり伸びてフィット!
というように書かれていますが、やはり思ったようにはサイズが合わず、結局使えない…ということにもなりかねません。
サイズ展開が豊富なナイトブラから、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
オススメはシーオーメディカルの「ふんわりルームブラ」です。
なんとアンダー60~85㎝、AA~Gカップまで展開しています(一部対応していない組み合わせもあります)。
方法②:口コミをチェックする
サイズ展開豊富なナイトブラから、自分に合ったサイズを選んだはずなのになぜか合わない…ということも良くあります。
バストの形や柔らかさ、体型の違いから、同じバストサイズでもぴったり合うブラのサイズは変わってきます。
サイズ表だけではなく、口コミもチェックしましょう。
70Bだけど、鳩胸でMが合わなかった
65Dで離れ胸が悩み、Lでちょうど良かった
などと、バストサイズだけではなく体型や胸の形もあわせて書かれているレビューは要チェックです。
特に、自分と体型の近い人のレビューは参考になるでしょう。
方法③:無料で交換してくれるナイトブラを選ぶ
サイズをしっかり選んだ、口コミもチェックした…
それでもやはり体に合わないこともあります。
通信販売の場合は返品・交換の手続きが必要になり、面倒な上にお金もかかってしまいます。
それが嫌で、合わないナイトブラを我慢して着け続けてしまう、せっかく買ったのに使っていない…
それではもったいないです。
最近は無料交換サービスをおこなっているナイトブラも増えています。
先ほどご紹介した「ふんわりルームブラ」も、返送料は自己負担ですが、新しいブラの配送料は無料です。
また、「すっぴんナイトブラ」を販売する「ラディアンヌ」では、2点以上購入した場合、返送料も配送料も無料となります。
家でゆっくり試着して、サイズを確かめられるのは嬉しいですね。
まとめ
ゆるいブラのデメリットや対策、体にフィットするナイトブラの選び方をご紹介しました。
人は一日の1/3を寝て過ごします。
その間に体に合ったナイトブラを着けているかそうでないかで、5年後、10年度、必ずバストに差は出てきます。
ぴったりフィットしたナイトブラを着けて、寝ている間に簡単に、気持ち良く、美胸を作ってしまいましょう。