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「20代に比べてバストトップの位置が下がったかもしれない」
「胸のハリが無くなってきたような…」
といった女性ならではのお悩みが多いのがバスト関係です。
バストラインの変化は主に「クーパー靭帯」によることが多いです。
ここではクーパー靭帯の役割やケア方法などを詳しくご紹介していくのでぜひご参考に。
クーパー靭帯とは?
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クーパー靭帯とは、大胸筋・乳頭・皮膚とつながっている結合組織です。主成分はコラーゲンで、バスト全体を包み込むように編み目のように張り巡らされています。
このクーパー靭帯は、脂肪や乳腺を釣り上げるような形で支えており、ツンと上向きのバストラインを形成する役割を担っています。
つまちこのクーパー靭帯のおかげで重力に負けない美しいバストラインを作り上げています。
クーパー靭帯が伸びてしまうと…
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美しい上向きのバストラインの為に重要な役割を果たすクーパー靭帯ですが、この靭帯は重みで伸びたり切れてしまうことがあります。
クーパー靭帯はゴムのように伸縮性があるため、24時間365日支えているうちに伸びてしまうことがあります。
クーパー靭帯が重力に負けて伸びたり切れてしまうと、胸を支えられなくなりバストトップの位置が下がったり、胸のハリが失われてしまいます。
クーパー靭帯は修復・再生が不可能
そして恐ろしいことに、一度伸びたクーパー靭帯はそのままにしても再生・修復されることはありません。
つまり垂れてしまったバストラインは二度と上向きには戻れないということを意味します。
バストラインの若々しさは、クーパー靭帯が伸びないかどうかで決まるといえます。
クーパー靭帯が伸びてしまう原因
ここではクーパー靭帯が伸びてしまう原因について項目ごとに挙げていきます。
普段の自分の生活などを振り返ってみて、クーパー靭帯が伸びてしまうリスクについて考えていきましょう。
サイズの合っていないブラジャーを使っている
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クーパー靭帯の為にだけでなく、バストラインのケア全体にいえる事ですが自分のバストサイズにあったブラジャーを選ぶことは大変重要です。
ブラジャーが大きすぎたり小さすぎたりしてもクーパー靭帯を傷つけてしまう原因となります。
ブラジャーを着用時にカップの中で胸が動いてしまう、ストラップを調整しても肩からズレてしまうという場合はブラジャーが大きすぎる証拠です。
反対にバストがカップから溢れてしまう、アンダー部分やストラップが体に食い込んで苦しいと感じる場合はブラジャーが小さいといえます。
ノーブラで寝ている
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ノーブラは一切の支えがない状態を意味します。
特に寝ている時はバストが色々な方向に流れてしまうため、クーパー靭帯へのダメージにつながります。
更に寝返りによってバストが圧迫されることもクーパー靭帯を傷つけることになるので、就寝時でもノーブラでいることはよくありません。
激しい運動
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こちらは日常的に運動をする人や体を動かすお仕事をしている人に共通しています。
テニス・ジョギング・バスケットなどの身体が大きく跳ねる運動は特にクーパー靭帯に大きなダメージを与えます。
さらにジョギングであっても身体が上下する動きにクーパー靭帯が耐えられません。
胸が揺れるとそれだけクーパー靭帯がゴムのように伸び縮みするのでなるべく揺れないようにすることが大切です。
加齢
加齢はすべての人に平等に訪れるものなので加齢を止めることはできません。
お顔のハリや二の腕のたるみ・お腹が出たりと身体の機能は徐々にですが低下していきます。
バストも同様のことが言えます。
クーパー靭帯も加齢によって伸縮性が悪くなったり、強度が弱くなることで伸びやすくなったり切れてしまうこともあります。
クーパー靭帯を再生させる方法
一度伸びてしまったクーパー靭帯は再生・修復することはできないと先ほど紹介しました。
しかしエステや外科的施術を利用すれば伸びたクーパー靭帯を修復することは可能です。
ここでは方法別に挙げていきます。
光豊胸によるクーパー靭帯修復法
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エステなどで広く使われているバストアップケアが「光豊胸」です。
この方法は光をバスト部分に充てるだけなので痛みなどは一切ないのがメリットで、どなたでもチャレンジしやすいのが特徴です。
IBEという特殊な光を照射することで血行やリンパの流れがよくなり、バスト部分の脂肪細胞の隅々まで栄養がいきわたりやすくなります。
またバスト深部の細胞も活性化されることでコラーゲンの生成を促進させてくれる効果もあります。
コラーゲンが増えることでクーパー靭帯の強度も上がりハリや弾力が戻るという仕組みです。
そして乳腺への刺激によって女性ホルモンの分泌も活性化されるのでバスト周辺に脂肪が集まりやすくなります。
バストリフト(手術)による修復法
こちらは外科的処置になりますが、下がってしまった乳頭部分の位置を吊り上げるように行う手術です。
こちらの方法は大きすぎるバストにお悩みの方やバストの重みで肩こりがつらいという方にも有効な方法です。
クーパー靭帯が伸びているか確かめる方法
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自分はクーパー靭帯が伸びていないか心配になりますよね。
クーパー靭帯が伸びているかは自分でも簡単にチェック可能です。
一番理想的なバスト欄は、脇の下くらいから胸のふくらみが始まっているかどうかで見極めます。
脇の下から遠ければ遠いほどクーパー靭帯が伸びている可能性が高いです。
そのほか「バージストラーン」と呼ばれるものでも判断できます。
こではバストの底部分の丸いラインです。このラインがお手持ちのブラジャーに合わせやすいかどうかで判断可能です。
このラインが分かりにくい、またはブラジャーと合わせにくいと感じる場合にはクーパー靭帯が伸びている・切れてしまっている可能性があります。
手軽にできるバストケア
クーパー靭帯は日頃からのケアによって伸びてしまうことを防ぐことが可能です。
ここからは、ご自宅でも簡単にできるバストケアについて項目別に紹介していきます。
どれも簡単なものなのでどなたでも挑戦しやすいです。
良い姿勢を心がける
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クーパー靭帯へのダメ―ジを減らすのに姿勢も大変重要です。猫背でいるとバストトップが下向きになって、クーパー靭帯にさらに重みが加わってしまいます。
更に大胸筋や小胸筋も衰えてしまうので、バストラインだけでなくデコルテラインも綺麗にならないので胸元の開いた服を着づらくなるなど…。
猫背を予防する良い姿勢にぴったりなのが「ヒザ立ち」がおすすめ!
ヒザ立ちをすることで本来の良い姿勢が感覚的に分かるので、その姿勢でまずは慣れてみてください。
慣れてきたら、立った姿勢にも挑戦してみましょう。立っているだけなのに意外と疲れるのでぜひチャレンジしてみてください。
筋トレやマッサージも有効
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筋トレは体を鍛えるためと思われがちですが、実はバストケアにも大変有効です。
残念ながら筋トレでクーパー靭帯自体を鍛えることはできませんが、胸自体を支えている大胸筋・小胸筋部分は鍛えられます。
大胸筋はバストの土台となる筋肉で、この部分を鍛えることによってデコルテラインも美しくなります。
小胸筋は肩甲骨と肋骨を繋いでいる筋肉で、大胸筋の下に位置します。この筋肉はバストを吊り上げるように支える働きがあります。
この2つの筋肉を鍛えることによってクーパー靭帯への負荷を減らすことが出来ます。
ジムを利用している人には「ベンチプレス」が、自宅でトレーニングする場合には「ダンベルベンチプレス」や「腕立て伏せ」が有効です。
昼と夜でブラジャーをかえる
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ブラジャーは昼用と夜用にわけることをおすすめします。
昼用はワイヤーのある通常のブラジャーで、就寝時にはワイヤーのない「ナイトブラ」が適切です。
ワイヤーは下から支える為にあるので、寝る時は色々な方向に流れる脂肪を支えられません。また寝る姿勢によっては締め付けてしまうことにもつながるので、かえってクーパー靭帯に負荷をかけます。
ナイトブラは就寝時の脂肪の流れを抑制し、しっかりと包み込んで正しいバストの位置に直してくれるのでクーパー靭帯への負荷を軽減させられます。
サイズの合ったブラジャーを使う
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クーパー靭帯の負荷を減らすのにはまず自分にピッタリ合ったサイズのブラジャー選びが不可欠です。
日本人女性の約8割近くが自分のバストサイズに合っていないブラジャーを付けているという結果が出ているほどです。
自分で計測することも可能ですが、出来れば下着売り場などでスタッフの方にしっかりと計測してもらうことをおすすめします。
運動中はスポーツブラを!
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日常的に運動をする人はその時だけ「スポーツブラジャー」を身に着けることをおすすめします。
スポーツブラジャーは、通常のブラジャーと異なりバスト全体をしっかりと包み込んで上下・左右に動かないように固定してくれます。
スポーツブラジャーには主に3種類あり、ライト・ミディアム・ハイに分かれます。
- ライト:ストレッチや筋トレなど動きの少ない運動の時
- ミディアム:ダンスなどの適度に身体を動かす時
- ハイ:ジョギングやテニスなど激しい運動をする時
なお、スポーツブラジャーをすぐに手に入れられない場合はナイトブラでも代用可能です。
栄養をしっかり摂る
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クーパー靭帯はコラーゲンで出来ています。そのコラーゲンはタンパク質が主な成分なので、普段の食生活で上質なたんぱく質を摂取することもクーパー靭帯のケアにつながります。
そのほか、ビタミンEも重要です。ビタミンEは、女性ホルモンのバランスを整えてバストの血行も良くしてくれます。
血行が良くなるとバストアップに不可欠な栄養素がいきわたり、健康的にバストアップが期待できます。
サプリも使ってみる
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バランスの良い食事も大切ですが、それとプラスしてサプリメントも取り入れるのも有効です。
おすすめのサプリメントは
- コラーゲン
- エラスチン
- プラセンタ
これらはバストアップサプリに良く含まれている成分です。コラーゲンは先ほどご紹介したクーパー靭帯の主成分で、エラスチンはクーパー靭帯を柔らかくする働きがあります。
そしてプラセンタはホルモンバランスを整えて血行促進に効果があります。
なおバストアップサプリを飲む効果的なタイミングは「食後」がおすすめ。
食後に摂取するとサプリと食事の栄養素が一緒に吸収されるので非常に効率が良いです。
反対に空腹時は、胃が吸収するモードに切り替わっていないので栄養素を十分に取り込めないので注意してください。
クーパー靭帯をケアして美しいバストラインを維持しよう
クーパー靭帯の役割やケア方法など詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?
クーパー靭帯は一度伸びたり切れたりすると元には戻りません。
外科的処置以外ではクーパー靭帯を修復・再生することはできないので普段のケアがとても重要だと分かります。
どれも自分で簡単にできるケア方法ばかりなので、今日からぜひお試しください。